ちょっとカナダ行ってくる

はじめに

僕はいま成田空港の国際線ターミナルにいる。出国審査を終えて、搭乗時刻まであと2時間弱。それまでにこの記事を書き上げたい。

この記事は何なのか

僕は30歳無職。2023年4月いっぱいで仕事を辞めた。2023年6月から1年間、カナダにワーキングホリデーに行く。なぜこの決断をしたのか、そこで何を達成するつもりなのかを改めて言語化して、人の目に触れる場所に置いておきたい。

この記事に僕が期待することは二つある。一つ目は、僕が問題に直面しときに、当初の考えと目的を思い出させてくれること。そうすることで考え込んだり、悩んだり、終いには現実逃避したり、といった時間の浪費を回避したい。二つ目は逃げ場を塞いでくれること。これから1年のあいだ、後述する目的を達成するつもりで行動するし、ときにはその実現可能性を直視して目的を修正する。そして1年後、達成したのか否かをシンプルに評価したい。

なぜこの決断をしたのか

なぜなら、働き方と生き方の選択肢を広げるのに、いちばんレバレッジが効く投資だと考えたから。

きっかけは大学や仕事で出会った友人たちに遡る。彼らはいま外国語で仕事しており、または仕事した経験があり、つまりその能力がある。彼らを見て、ITでも金融でもコンサルでも「 × 外国語」となるだけで仕事の選択肢が一気に広がることを知った。

僕は6年間、新卒で入った会社でソフトウェアエンジニアとして仕事してきた。プロダクトが「何もない状態からマネタイズされるまで」に必要なあらゆる工程や役割を、まずはバランス良く経験したいと考え、チームを異動しながらそのサイクルを経験してきた。その中でたしかに成長を実感できた。けれど5年ほど経ったあたりで、キャリアの輪郭がぼんやりしてきた。なんとなく目の前のことに集中できない日々が続いた。

せっかくだから、ここで一度立ち止まってみようと思った。アラサー、まだ誰も養っていない男が、自分のためだけにうんと贅沢していいのなら、いま何がやりたい?その答えが「英語で仕事できるようになりたい」だった。いまの環境で技術の延長線上を目指すより、新たに英語という柱を育てる方が自分にとってクリティカルに思えた。

決断した理由はキャリアだけではない。頭の中でずっと居座り続けている興味のひとつを潰して前に進みたかった。これまでの人生で、興味を持ちながらも、面倒と恥を回避するために遠ざけていたものごとがいくつかある。20代後半になってそれらが押し寄せてきたとき、僕は観念するようになった。いちど気になったら、直視して取り組む以外に前に進む方法はない。たとえ楽しみより不安が大きかったとしても。

何を達成するつもりなのか

今から1年後、つまり2024年6月時点で次の状態を目指す。

  1. エンジニアとしてカナダで雇用され、仕事した経験がある
  2. 人前でギターを弾いて、一度で良いから音楽を通して交流した経験がある

1年間の行動指針

今から1年間、次の指針を大事にする。

  • 面倒くさいこと、恥をかくかもしれないことをやる
  • 過去から独立する

おわりに

書きたかったことは全て書いた。冒頭の目的も達成できたと思う。まもなく搭乗時刻。いってきます。


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